梼原町越知面地域の集落活動センター。明るく清潔な小学校を活用した宿泊施設です。上田さんにお話を伺いました。
越知面地区の活動拠点
平成23年に廃校した越知面小中学校を改装した宿泊施設。ここ梼原町には6つの地区すべてに集落活動センターがあり、越知面地域には平成28年に開所しました。隣にある交流センターは地区の行事や会合で利用されていて、地域の方が集います。
上田さんはこの越知面地区生まれで、長らく名古屋で働き数年前にUターンをされたそう。この地域ならではの魅力を活かした事業作りをされています。
「都会から帰ってきた時にまず気がついたのは星が本当にきれいだということ。夜は街頭が少なく真っ暗で不便に思うこともあるかもしれないが、その分星が見える。この地域のこの雰囲気がいい!と感じるようになりましたね。この非日常を体験して欲しいと思い体験メニューづくりで試行錯誤をしています」
元小学校で泊まるワーケーション
元小学校と言っても、改装が比較的最近行われたきれいな校舎。宿泊定員は83名。眺めの良い二階の教室を使った洋室が7部屋、保健室などを活用した和室が2部屋あります。
談話室は時間貸しも可能で、多目的室は会議にも利用できる十分な広さとプロジェクターなどを備えています。Wi-Fi対応のコピー機もあり。日中に研修や仕事を行い、息抜きに体育館を利用して運動をするなど、広い施設を活用して自由なワーケーションプランを作成することができます。学習には梼原町立図書館 (雲の上の図書館)も便利です。部署単位での交流合宿などにもオススメです。食事はバーベキューだけでなく近隣の仕出し屋さんにお願いすることも可能です。
長期滞在も歓迎でプランは柔軟に対応してくださるそうです。ぜひご相談ください。
地域の暮らしを伝える
越知面地区だからこそできる、ここでしかできない宿泊体験を作りたいという上田さん。おもてなしの熱意に驚きました。
「雨でも楽しんでもらえるよう、屋根付きのバーベキュー場があります。せっかくなので手作りの炭を使っていただくために炭窯を自作し、この地区の昔の炭焼き文化を復活させました。薪で火を起こす五右衛門風呂も新設。自分で火を起こしてお風呂を沸かす機会もなかなかないと思うので、ぜひ体験していただきたいです。今後、こんにゃくづくり体験や豆腐づくり体験も計画しています」
周辺の観光についても上田さんから次々とご提案いただきました。
「ここを拠点にカルストにをドライブして、『星ふるヴィレッジTENGU』で食事をする観光コースもいいと思います。津野町にあるフォレストアドベンチャーでのジップライン体験もオススメです」
アメゴ釣りや焚き火、バーベキュー、天体観測や川遊び…地域の魅力が尽きない宿泊施設・地域の交流拠点。大人数でも宿泊ができるので企業研修やワーケーション合宿、サークル合宿などにオススメです。
(文・一部写真 横田佳歩)