集落活動センターに併設されたコワーキングスペース
一般社団法人であいの里蜷川代表理事の橋田和人さんにお話を伺いました。
「コワーキングスペースみながわ」は、集落の課題やニーズに合わせて、地域内外の方が生活、福祉、産業といった様々な活動を行う拠点となる「集落活動センター であいの里蜷川」に併設されたコワーキングスペースです。
元々8名の地元の女性有志で立ち上がった「集落活動センター であいの里 蜷川」。橋田さんは、結婚を機にUターンして蜷川に戻り、本業のみょうが農家の仕事をしながら、地域活動の存続のため、集落活動センターの活動にも関わるようになりました。
「人口減少が進む中、蜷川の自治を維持していくためには、まず自分がやらなければと感じました。地元の方がしっかりお給料をもらいながら、集落活動センターの取り組みに参加できるようにしています」
充実のワーク備品レンタルと自由に過ごせる空間
高知県の認定シェアオフィスにも指定されている「コワーキングスペースみながわ」は、備品の貸し出しも充実。プロジェクターはもちろん、カラーコピーが可能なレーザー複合機や、Webカメラ、スピーカーマイクの準備もあり、Web会議にもしっかり対応しています。
「周りがとにかく静かなので集中できる場所です。午前中は仕事をして、午後は近くの川で遊ぶのもおすすめです。蜷川の位置する黒潮町は、サーファーの聖地とも言われる地域ですので、海の近くの道の駅でお買い物もできますよ」
学校を活用した施設であるため、体育館でドッチボールをしたり、グラウンドで花火をしたりと、子ども連れでの利用も可能。宿泊機能を兼ね備えているので、複数人でのワーケーション利用が特におすすめです。
地域の魅力が楽しめる体験メニューで、充実した滞在を
「集落活動センター であいの里蜷川」では様々な体験メニューを用意しているので、家族連れや、研修旅行で訪れるのもおすすめ。
高知名物の「田舎寿司づくり」や、地元で栽培されたそば粉を使用した「そば打ち」体験など、子どもも大人も楽しめる体験が盛りだくさんです(要予約)。
また、毎月第1・第3日曜日の朝には、地元の方とも触れ合える 「蜷川モーニング」が楽しめます。モーニングでは、通常ふるさと納税返礼品でしか味わえない「蜷川コロッケ」
「地域外の方にも楽しんでもらいながら、蜷川の人々にとっても、働ける場所になればいいなと感じます。そして、自分たちも何かやってみたい、と感じていただける場所になったら嬉しいです」
落ち着いたワーク環境を兼ね備え、観光拠点としても好立地な蜷川。宿泊を検討している方にはぴったりの場所です。
(文・写真 檜山諒)