清流、仁淀川までも徒歩3分。赤い大きな扉が目印の、元黒板工場が生まれ変わった、いの町中心商店街の中で営むレンタルオフィスとカフェ「KOKUBAN Office&Cafe」。
快適に仕事ができて、ランチもあり。ときには地域のお客さんやイベントに混ざっていけるような、他にない素敵な居場所です。
代表の田村さんご夫妻にお話を伺いました。
元黒板工場を活かした、地域と交わるレンタルオフィス
樹志雄さん「僕がこのいの町の出身で。Uターンして、経営コンサルタントとして仕事でいの町に関わるうちに、地域に惜しまれて閉業した元黒板工場の活用の話が持ち上がりました」
さまざまなお仕事、学びを経て高知にUターンされた樹志雄さん。地元に関わるうちに元黒板工場の跡地の利用の話が挙がり、地域と関わりながら育っていくレンタルオフィスを考えたそう。
瑞子さん「わたしは岡山県の出身なのですが、夫の想いに共感して移住してきました。地域やここで働く人の応援ができたらなと思っています」
樹志雄さん「黒板工場を営んでいた方の志がまた素晴らしくて。その想いを引き継ぎながら、さらに商店街や住民の方、観光の方などが集まれる、交流できる場にできたらと思い皆で試行錯誤しています」
柱などの塗装部分も、黒板工場の雰囲気を引き継いで、黒板らしい淡い緑色なっているそうです。
賃貸入居でのブースor数人のオフィス入居、 時間利用のドロップインも選べる
建物の奥半分ほどがレンタルオフィススペース。右手が月額賃貸入居できるブースで、個人事業主の方や企業に勤めながらもテレワーク勤務になった方などにオススメ。
樹志雄さん「ブースは賃貸契約式・ドロップイン式なので、空きがある場合は少しでも役立てて欲しくて学生さんに無料で開放しています」
また左手のガラス張りのお部屋が数名で使える広さの賃貸入居オフィス。中央のスペースは休日には地域のイベントでも利用があります。賃貸入居するとレンタルスペースとしても利用ができます。
高知らしいおかずや地域の食材を味わう「コクバンカフェ」
地域のお世話上手、井上さんが間借りして営むカフェでは日替わり定食やドリンク、デザートが楽しめます。価格もとてもお手頃で、品数も多く、毎日でも食べられるようにメニューも考えられています。地域のお野菜や、小鉢がいくつかついてくるのもうれしいところ。瑞子さんもお手伝いをされています。
お昼時。やってくるお客さんを見ていると、勝手知ったる様子の方もちらほら。
井上さん「よくきてくれる地域の方もいますね、うれしいです。しばらく来なくなったら気になるくらいです」
井上さんらしい温もりあるカフェ空間と、いろんな働き方に対応してくれるレンタルオフィス。
オフィス利用だけでなく、川遊びや商店街の散策と合わせて、ぜひお腹を空かせて覗きに行ってみてください。
(文・写真 横田佳歩)