物部川を目の前に、ゆったりした自然な時間を楽しむ場所。
それぞれのお部屋に仕掛けがあり満足度の高い空間を提供している、隠れ家のようなホテル。ついついお部屋でゆっくり過ごしたくなるような空間を手がけています。
ここでの時間を目的地にしてもらえるような空間作り
「湖畔遊は旅の目的地になれるよう、体験の隅から隅まで設計をしています。例えば庭は水をひくところから植物の育成まで全て手がけて、無理なく高知の自然を再現しています」
敷地内の植物は本当に生き生きとしていて、鳥や虫の鳴き声も聞こえてきます。お部屋は現在2室の運営で、少しづつ増やしていくそうです。
雄大な物部川を眺めながらのワーケーションステイに
自然の中でゆったりと過ごすことを目的に隅々まで設計されているのですが、お仕事をしながらの滞在者も少なくないそう。
「観光に出ていただくのもいいのですが、日中もお部屋に滞在して、お部屋と景色を楽しんでくださる方が多くうれしいです。ゆったりと過ごせる環境だからこそお仕事を持って滞在してくださる方もいらっしゃいます」
またレストランのお料理は自然食材にこだわっているそうで、ランチで訪れることもできます。お部屋はもちろん、混雑していなければレストランでのちょっとしたワークも可能。どの席に座っても川が主役となるよう設計されていて、風や植物の音が心地よく聞こえてきます。
確かな泉質の温泉は、日帰り利用も人気だそうです。
壁紙までプロデュースした最高の音空間「音を見る部屋」
「現在、音楽を聴くためのコンセプトのお部屋を2部屋ご用意しています。『音が見える』ように設計し尽くしていて、オーディオはもちろん、お部屋の形から家具、壁まで音楽のための設計、という贅沢な空間です。音楽を持参くださる方もいらっしゃいます」
実際に音楽をかけてもらったのですが、本当に「音を見る」ことができているような感動的な体験をすることができ、リピーターの方が多い理由がわかりました。さらに目の前に広がるのはずっと眺めていたい、穏やかな川の風景。リラックスした状態で自然を身近に感じられる空間が他になくとても贅沢なんだと感じました。今年オープンしたお部屋の壁紙になっているのは音響効果にこだわり抜いた土佐和紙だということで、驚きの連続です。
これからの進化も楽しみな、「高知」をテーマにした贅沢な隠れ家のようなホテル。とっておきのワーケーション滞在にいかがでしょうか。
(文・写真 横田佳歩)