世界ジオパークに認定された世界的にも珍しい地形を有する室戸。高台から海を眺めたり、北欧家具IKEAのインテリアで手ぶらでくつろげるグランピング施設が「MUROTO base55」。到着までに見える景色も絶景です。
こちらを運営する「土佐備長炭 窯元 炭玄」代表の黒岩さんに、グランピングと室戸の魅力についてお話を伺いました。
土佐備長炭の炭火焼きBBQが手ぶらでたのしめるグランピング
黒岩さんはここ室戸市の出身。室戸市から指定管理として運営をしている土佐備長炭の窯元「炭玄」の代表を務めている方です。室戸の産業のひとつ、土佐備長炭の作り手を守る熱い方です。
「ここの特徴は手ぶらで土佐備長炭を使ったBBQや室戸の食材がたのしめるグランピング施設ということですね。僕たち『炭玄』は土佐備長炭の窯元でもあるので、それがBBQや炭を食材に練り込んでメニュー開発をするなど、飲食店経営のノウハウも活きています」
なんといっても魅力的なのが、火付けや食材などの準備や面倒な片付けを全て担ってくれるBBQ。宿泊プランには朝食もついているので朝も快適です。
外に家具があるだけでも非日常!IKEAのインテリアも人気
コンテナハウスに泊まれるだけでも非日常の楽しさにわくわく。でもそれだけじゃないんです。
「キャンプと違って、手ぶらできて楽しめて、IKEAのおしゃれなインテリアでくつろげるので、カップルだけでなく女子会の利用も多いですね」
北欧デザインの家具を使った8棟のコンテナハウスは、全て異なるコンセプトのインテリア。あえて普段の趣味と違ったお部屋に泊まるのもいいかもしれません。
もともとは『ライダーズイン室戸』というバイクライダー交流宿泊施設をリニューアルした場所で、そのかまぼこ型の棟も活かされています。バイクを乗らないからには珍しいお部屋、そちらに泊まれるのもなかなかない機会で良さそうです。お子様にも喜ばれるそうです。
「バイクだけでなく車で来られても、サイクリング用に電動自転車なども貸し出していますのでぜひ昼間はここを拠点に室戸を満喫していただけたらうれしいですね」
室戸にしかない自然を満喫しながらのワーケーション拠点に
宿泊スペースごとにWi-Fiが完備。昼間は外のタープ下やデッキのチェアでゆったりお仕事をするのも良さそう。ワーク場所は気軽に相談ができます。
「夜にはプロジェクターを使って外でさまざまな癒し映像を眺めていただいたり、冬には備長炭を使ったこたつをやってみようかと思っています」
黒岩さん達のアイデアが光る、キャンプとはまた違った良さのある爽快なグランピングでのワーケーション滞在、ぜひ一度体験してみてください。
(文・写真 横田佳歩)