サーファーの目線で工夫されたシェアオフィス
お話を伺ったのは、サーフィン好きの明るい西野さん。大阪から移住して約20年になるそうです。
レストランと民宿の「みちしお」をご夫妻で営みながら「シェアオフィス サンライズ生見」を2022年3月頃にオープン。「サーファーのお客様は経営者の立場の方も多いのですがこの周辺にはちょっとした仕事が可能な場がありませんでした」
西野さんご自身もサーフィンをされているからこそ、短期でも長期でも利用ができるシェアオフィスが生まれました。
住居利用可能なお部屋やカーテンで仕切りができる個別ブースも
建物は一階、二階と、外通路で繋がる離れの3箇所に分かれています。
一階は3部屋、繋げれば10畳ほどの広さにも。こちらは時間ごとの利用のみですが、小さなキッチンも備わっています。間仕切りがあり、個人での利用もしやすくなっています。
二階は4人までが泊まることのできる、長期滞在用のワンルーム。キッチンやお布団だけでなくお手洗いも備わり、人数に合わせて空間を使えるように工夫されています。
民宿では難しかった、自炊ができる長期滞在は安心で人気に。敷地内のレストランでランチのテイクアウトも利用できます。
建物向かいの倉庫の建物が離れとなっており、そちらも間仕切りをして個別の利用が可能です。
サーファーだけでなく、海のそばで暮らしてみたい方へ
最後に東洋町の魅力についても伺いました。「とにかくいい波が来るのでサーファーにはたまらないですね。海の水もすごくきれいです。人はあたたかく、食材のやりとりなどもよくあります」
海の幸について尋ねると、カツオだけでなくブリやマグロ、のどぐろなどもお店に並ぶそう。漁の際に足が折れてしまった伊勢海老などの「お宝」も、海の駅でたまに見かけることもあるそうです。
また海が有名な東洋町ですが、遊べる川として野根川もオススメです。
「サーファーはもちろんなのですが、海の近くに住んでみたい、田舎暮らしに興味がある方にもぜひ気軽にお越しいただけたら」と、町への移住体験にも繋げたいと話す西野さん。「サーフィンのオフシーズンには、パソコンワーク目的以外のお客様にも大歓迎です」と、にこやかに話してくださいました。
(文・一部写真 横田佳歩)