
服地販売を行なっていた実家をコワーキングスペースに
高知市帯屋町のど真ん中、帯屋町アーケードに誕生した「オビヤギルド」。
かつてこの場所は、多くの県民に親しまれてきた服地店「ゑり忠」でした。オーナー岡本さんのお母さまが手掛け、アパレルショップも入るファッションビルとして長年営業してきましたが、事業をやめ、コロナ禍でテナントも抜けてしまうことに。
「それなら自分たちで事業を」と東京で不動産業とIT事業を手掛ける岡本さんが決意し、新たに挑戦したのがコワーキングスペースの運営でした。こうして誕生したのが、帯屋町の新しい働き方と交流の拠点「オビヤギルド」です。
ちょうどコロナ禍でリモートワークが急速に広がっていた時期。東京で得たレンタルスペース事業の知見も重なり、帯屋町に新しい働き方の拠点をつくろうと考えられたのが「オビヤギルド」のはじまりでした。



エンジニアだからこその視点で作るセキュリティ
最大のこだわりは通信環境です。オーナーご自身がITエンジニアでもあるため、ネットワークは妥協せず構築。セキュリティや固定IPといったニーズにも対応し、首都圏の企業でも安心して利用できる環境を整えています。さらに、実際にご自身でも利用しながら常に設備をアップデートしている点も特徴です。フリーランスや出張で訪れる県外の方はもちろん、地元で副業や勉強に取り組む若い世代にも開かれた場として成長を続けています。
個室からオープンスペースまで。シーンや気分に合わせて使い分けることができる、多様なワークスペース環境
「オビヤギルド」の大きな特徴のひとつが「プライベートオフィス」です。
鍵付き完全個室のため、セキュリティやプライバシーを確保しながら、落ち着いて業務に取り組むことができます。机・椅子・インターネット環境も整っており、入居したその日からビジネスをスタートできる点も魅力です。VLANによって個室ごとにネットワークを分割し、情報漏洩のリスクを低減。プライベートオフィス契約者は、テレワークブースやコワーキングスペースも自由に利用可能。集中したいとき、気分を変えたいとき、それぞれのスタイルに合わせて環境を選べます。
新しい挑戦をする仲間=ギルドが集う場所に
貸し会議室や63席まで対応できるホールもあるので、ビジネス利用だけでなく、ボードゲーム会やダンス練習、スポーツチームの打ち上げなど、コミュニティの拠点として利用されているのもユニークな点です。まさに「ギルド=仲間が集う場所」の名のとおり、人と人がつながり、新しい動きが生まれる空間となりつつあります。
今後は会議室やホールの拡張、耐震対策の強化も検討されています。特にプライベートオフィスの利用企業を増やし、数年後には高知に根付くスタートアップや拠点企業が育つ場にしたいとのこと。単なるコワーキングスペースではなく、地域と県外をつなぎ、新しい挑戦を後押しする「ハブ」としての役割を担っていきたいとお話ししてくれました。
観光地、飲食店、宿泊施設に恵まれた立地
帯屋町アーケード内の立地により、雨の日でも濡れずにホテルや飲食店、コンビニへ移動できるのも魅力の一つ。ひろめ市場までは徒歩3分、高知県庁へも徒歩8分というアクセスの良さは、出張利用や短期滞在のビジネスにも最適です。
ちなみに、オーナーのお気に入りはギルドから歩いて3分の場所にある「ちょんまげラーメン」。人気メニューのたまごチャーハンは必食の美味しさだとか。
ぜひ、地元グルメも併せてご活用ください。







